○今、病気が増大しているのはなぜなのか?
○病気の増大と死亡原因。
○宇宙(自然)に生かされている生命(いのち)。
○ホリスティックな医療(癒し)。
○こころや魂の健康とは、
◯ 今、病気が増大しているのはなぜなのか?
医学が進歩したにも関らず病気が増大して病死する人が増えています。これには幾つかの要因が挙げられるが、根源は人間の意識にあり、その意識による人間の生き方、社会状況(現在の物質文明)が病気を作り出している文明病と言っても過言ではありません。顕在化している要因(原因)として、地球環境破壊・汚染の影響(生体を維持するために必要な水、大気、食べ物等の汚染、社会的なストレスの増大、現代医学(対症療法)による薬物投与の弊害(いずれも自然治癒力、免疫力を低下させている原因)があります。現代物質科学の高度な発展と人間のエゴによる自然界の生命滅亡の危機に対する人間への警告とも言えることが絡み合って病が増大しているのです。
◯ 病気の増大と死亡原因
近年、癌、心臓病、脳卒中(他、脳血管症)、を筆頭に、種々の現代病が増加している。特に癌の死亡者は年間32万人に達し、癌の死亡率は、自殺・事故などを含めた全体の死亡原因の30.7%(平成15年度調査)を占め、心蔵病16.7%、脳血管症12.7%の合計死亡率29.4%を越えて、日本人の3人に1人が癌で亡くなっています。高度に医学・医術が進歩したにもかかわらず、西洋医学では、なかなか病が治らなくなってきています。病人の増加は、環境汚染(農薬や化学物質なども)による、大気、水、食べ物の汚染などによる生命力(免疫力)低下、近代物質文明による心の汚染(心の荒廃、社会的精神的ストレス)による生命力(医学的には免疫力)低下、魂の汚染(体、心、魂の霊的な障害)による病が増大していることに起因しています。現代医学は人間の肉体を対象にした医学であり、意識の深奥、魂(霊)の存在が視野に入っていないので、上記の病人が増加している要因に対処することが出来ない状況にあります。
◯ 宇宙(自然)に生かされている生命(いのち)
宇宙に存在する物質は全て原子から出来ていて、原子が集まって分子を形成する。微生物から植物、動物も細胞が集まって生体が形成されると生命(宇宙の生命エネルギー)が宿り、生命体として機能する。動物も同様であるが、意識を持った細胞が集合して組織が形成され組織として働く意識(意志)を持つ、組織が集まって器官が出来て、肉体全体を生かすための機能の一部を分担する。例えば消化器系器官として食べ物を消化する胃や栄養を吸収する腸、循環器系器官として肺や心臓、肝臓など体全体を生かす働きをそれぞれの器官が分担している。それぞれの器官には意識(意志)があり、その意識が連携、統合して肉体の意識が存在する。身体はこのホロン構造によって形成されていて、肉体(身体)が生かされているのです。
思考(意識、意志)が如何に細胞と関わりがあるかについて研究した細胞生物学者ブルース・リプトン博士(細胞膜に関する画期的な研究は、エピジェネティクス(epigenetics)という新しい分野の端緒を開き、科学と魂との橋渡しをする新しい生物学のリーダーとして活躍。ウィスコンシン大学医学部やスタンフォード大学医学部で教鞭をとっている)の著書『思考のすごい力』(PHP研究所)西尾香苗訳を紹介する。
本書は細胞生物学者が科学的に人間のポジティブな思考の大切さを説いた画期的な本です。ブルース・リプトン博士の研究は、人生に対する私たちの理解を根本的に変革させる。遺伝子やDNAが私たちの生体機能をコントロールしているのではなく、細胞の外側からやってくるシグナル(意識、想念波動エネルギーのこと)がDNAをコントロールしている。さらに、私たちが抱く思考は、肯定的なものも否定的なものも強力なメッセージを発していて、それらも細胞をコントロールしている。細胞生物学や量子力学における最新の優れた研究成果を統合して得られた、この深遠かつ希望に満ちた視点は画期的です。考え方を訓練しさえすれば、私たちの体は「変えられる」と言うことを示しています。宇宙には無駄なものは一つも無く、偶然もない。全て意識によって必然に生起しています。人間の病気も自ら創りだしたもので、気づきへのメッセージです。超意識である“魂”は肉体を持ってこの世に生まれてきて、魂の向上進化のために、ピンからキリまで色々な人やもの、ことが存在するこの世(肉体界、物質界)で、色んなことを体験して魂の学びをします。ネガティブな想念(意識)が病気を生じさせ、気づきによって病が治り、身の周りに起こることが変わってきます。 この気づきによって、いきいきわくわく喜びに満ちて、いのち輝かせて人生を全うしましょう。
◯ ホリスティックな医療(癒し)
病の発症は意識(自己の内面意識、魂、霊など)に根源があります。従って治療は肉体のみならず、意識、魂、霊的な癒しが必要です。これからの医学、医療は、肉体、心、精神(魂・霊)の三位一体の高次元医療が重要です。意識は気に大きく関与し、病気の元となり、病気を体験していることは魂進化の現れです。病気は気づき(魂の向上、進化)へのメッセージなのです。
昔から「病は気から」と言われていますが、気の持ち方(ネガティブな心、意識、想念)が病気を発症させ、生き方、思い方の誤りに気づかせるメッセーであり、魂の向上、進化のチャンスを与えられた有り難いことなのです。ホリスティック医学は「霊・精神・肉体」の三位一体の観点に立ったものです。通常は精神と肉体面での医療がホリスティクな医療であるといわれていますが、本当の意味でのホリスティック医療には霊的要素を取り入れた所に成立する医療といえます。科学の進歩により、有害な感情が病気に影響していることや、感情や意志の力が心身の健康に直接的な影響をもたらしているということがわかってきています。私たちのマインドが身体にどのように作用して理想的な健康を創り出しているのか、それをどうやって働きかけることができるのかということについて、大きな関心が寄せられています。
シータヒーリングの思考パターンと感覚・感情に関するワークでは、マイナスの感情や考え方を取り除き、プラスで役に立つものに変更します。シータヒーリングを簡単に表現するならば、“人生で達成可能なミラクル”とでも言えるでしょう。前述したブルース・リプトン博士の研究のように、最新の細胞生物学や分子生物学は、個々の細胞が、知性・感性をもち、その振る舞いや遺伝子の発現さえも、エネルギーで変わりうる可能性を示しています。このエネルギーには、想念も含まれるということも明らかになってきました。つまり、細胞の癌化も、人間の負の想念で起こりうることが、科学的な言葉で説明されつつあるのです。残念ながら、病気・死を敗北、恐れの対象と捉える西洋医学一辺倒の現在の医療環境下では、患者さんはストレスにさらされ続けます。これではよくなるはずの病気もよくなるはずはありません。
病になって初めて気づくこともある、死を意識することによって見えてくる大切なものがある、善悪は絶対的なものではない、善も悪も分ち難いものであり、そのときどきによって移り変わるのだ、と考える東洋の哲学にこそ幸せに生きるための重要なヒントが隠されています。
人間の持つ力の限りない可能性をもっと信じてもよいのではないでしょうか。私たちは、「誰もが思いを持っていて、回復する可能性がある」ということが当たり前になっていく世界をめざします。
◯ 目 的
病気と言うと、有り難くない不運なことと思われていますが、病にある時、健康な時には考えないような事を考えさせられたり、深い考えを持つようになったり、新たな視点を持たされたりと、病にかかったからこそ気づかされ、人間として大きく成長することが良くあります。私たちは、病になって良かったことを見落としてきたのではないでしょうか。病はその人(心・精神・魂)を大きく成長させてくれる大事なチャンスです。
思い方、生き方の誤りに気づく事で生命力が高まり、自己治癒力が活発に働いて病が治輸するでしょう。これからは医療者((医師、セラピスト、ヒーラーなど)がそうした視点を持ち、患者さんが病と向き合うことで病に対する考え方が変わっていく時代が来ています。医療者と患者さんが一体となった施療を通して気づきをサポートすることを目的に活動します。
〇会の活動方針と主な活動内容
会の理念、目的に基づいて医師、施療者、医療関係者や患者、一般者に「生命(身体の命・永遠の生命)、の本質、生と死」について、それぞれの分野に対応した形態で伝え、これからの新しい医学、医療のあり方、生と死を見据えた人間の生き方を研究、医師、施療者をサポートすることによって、医療を通して医学、医療界の変革を促進する活動を行い社会に貢献する。
主な活動内容
○本会会員の研究会、研究発表会、シンポジウムを開催する
○研究会会員のメッセージ、活動ニュース等を紹介、発信する。
○研究会会員の研究内容(研究報告、論文等)、書籍、他を紹介する
○会員の医師、医療者と患者を結ぶサポートを行う
○医師、医療者を対象にした勉強会、セミナーの開催
○看取る医療をサポートする看護師、介護者を養成する勉強会、セミナーを開催する
○本会の理念、目的に沿った講演会を開催する
○本会の理念、目的に沿った各種のワークやイベントを開催する
○関連する他団体と連携、協賛、後援。協力関係を持つ活動を行う
○その他、本会の理念、目的にふさわしい活動を行う